おそらく、これから話す話は
ウガンダ全体ではなくて
ブケディア県を含めたテソ語圏における地域
に当てはまる話だと思います
ここでは名前の付け方が独特で面白いんです。
では何が面白いんでしょうか。
男性の名前には頭文字に"O"が付き、
女性の名前には頭文字に"A"が付きます。
例えば
男性ならOkero、Opio、Obuyaですが、
女性ならそのままAkero、Apio、Abuaになります。
去年約半年間滞在した時に
私はOpioという名前を頂きました。
これは"(双子や家族の中で)最初に生まれた者"
を示すそうです。
日本語なら一郎とか、太郎に当てはまるのだと思います。
もし私が女性だったらそのままApioになっていました。
日本語に直すと一子になるんでしょうか?
※ちなみに去年滞在した西谷はOdungoという名前を頂きました。
これは"(双子や家族の中で)2番目に生まれた者"を意味します。
上の写真は今回調査を行なったカパリス地域の
小学校の先生です。
彼女は今妊娠しています。
この前学校を訪ねた際に
「私はこれから生まれる子にOkazakiって名付けようと思うの!」
と元気に言っていました。
確かに岡崎は日本語でなら名字(family name)
に当たるんですが、こっちでは上記のルールに当てはまるので、人々にとって親しみやすいのだと思います。
フィールドを訪ねる度に、人々が私にOkazaki、Okazakiって私に声をかける光景がなんともいえません。笑
もし女の子が生まれたらその子はAkazakiになるのでしょうか?笑
これをきっかけにOgawaやOdaとかもっと日本人に馴染みのある名字の名前が増えるのかな、なんて考えるとすごく面白い。
社会学的に上記の名前の関係をジェンダーと絡めて考えると
もっと考察が深まるのかもしれません。
なんにせよ、自分の名前がその土地に残る
ということは大変喜ばしいこと。
人々に愛されていまの自分があるということを改めて実感できました。
WATARIDORI PROJECT
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