2016年11月28日月曜日

調査終了!

調査がなんとか無事に終わりました
今回の生徒を対象に行う調査2種類を行いました。
以下の写真にあるように質問紙を作り
学校にいる生徒たちに実施しました。




こんな感じです。
社会調査の方法はたくさんあり、
質問紙を使ってアンケートする以外にも
インタビュー形式や
電話調査などがあります。
今回は授業の時間を少し頂いて、生徒にアンケートに記入していただく方法を採用しました。



というのも
・ウガンダの公用語はスワヒリ語、ガンダ語(Luganda)、英語があげられる
・しかしブケディア県では主に現地語であるテソ語(A-Teso)が話されていること
・だからどんな調査を行っても結局通訳を介さなければならなく、自分の意思が伝わりづらいこと
・そして何より時間の制約により、通訳を介したインタビュー形式にすると時間やお金がかかりすぎることなどが問題点としてあり、
一番ベストだと考えたのが質問紙による調査でした。



インタビューに時間をかけて質の良いデータを求めるのも確かに重要であるし、サンプルの絶対数がないと一般的傾向が掴めないのも事実だと思います。
理想や計画をしっかり描きつつも
フィールドにいると計画にはないこともたくさん出てくるので、調査の実現可能性を視野に入れて実行する事が大事だと痛感しました。



また以下の2点にも配慮しました。
1点目は
大きな葬式が行われるために、学校に生徒が来なかったり
金曜日には土日に行われる、子供たちの仕事の準備(こちらの記事参照)のため、生徒が学校に来ないということがありました。
プレテストや予備調査を行なっても、肝心の生徒が来ないことに調査が成り立ちません。
予定を変更して、臨機応変に対応しました。



2点目は
生徒が質問紙での調査に慣れてないため、校庭で一緒にボールで遊んだりして協力関係を築いたり
今回の調査もテストでもなければ、成績にも何も影響しないということを明らかに伝えました。



改めて今こちらに調査来て思うのは
適切に自分の調査に協力してくれる人たちにお金を渡さないと人は動いてくれない
ということでした。
僕自身現地語であるテソ語を100%使うことはできないし、フィールドまで辿り着くまでに1時間半かかります。
また家庭調査でも、現地のコミュニティにおける有力者しに話を通したり連絡先を教えて頂きました。
調査は1人では絶対達成できません。



なので運転手の方や専門に通じていて翻訳できる人を雇わないと調査を行えません。
そしてお金をただ払うだけでもなく
当日のご飯を用意したり、体調管理にも気を使ったりと
あまりオープンにする話ではないかもしれませんが調査する上でお金はかかりました。



どんなに自分の研究・調査が学術的に意味があったり、現地の人のためになることを説いたとしても、結局それに伴う実行力やお金が伴っていないと人は動けないと考えます。



お金だけではない、されどお金
だからこそ今の会社で経営を一から学んだり
事業を立ち上げていくうえで一番大切な
お金を循環させて行くことを一から学びたいなと感じました。




何はともあれ彼らがいなければ
調査が成り立ちませんでした。
本当にありがとう!
次はまた違う形で戻って来ます。必ず。

WATARIDORI PROJECT

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